新社会人のADHD
以下のような症状でお悩みの方はご相談ください。
- ■書類やタスクが提出期限に間に合わない
- ■仕事に必要なものを忘れる・失くす
- ■遅刻が多い
- ■他の仕事を任されると元の仕事を忘れてしまう
- ■スケジュールの抜けやダブルブッキングが目立つ
- ■仕事で必要な資格が取得できない
- ■口頭での指示で聞き逃しが多い
- ■会議中にじっとしていられない
- ■会議中にほかのことを考えてしまう
- ■思い付きの発言で失敗しやすい
新社会人のADHD
社会人として働き始めると、高校大学までと比べ、求められる物の質や量が急に増えます。
学生時代は自分のペースで取り組めていた課題も、仕事となると周りを見ながら優先順位をつけたり、時には自分の仕事を中断して他の仕事に取り組むなどマルチタスクが求められる場面が多くなります。
自分のペースで一つ一つ丁寧に取り組めば問題なかった課題も、同時に複数の案件を抱るような状況になると、注意していてもケアレスミスが増える、中断した仕事を忘れてしまい期限がギリギリになる、などの不注意が目立つようになります。
また入職直後や異動直後は多数の書類の提出が必要になりますが、そのような書類を失くしてしまったり、提出期限までに出せないようなミスも起きやすいです。
仕事のスケジュールを組む際にはあれもこれも詰め込みすぎてオーバーワークやダブルブッキングが起きたり、大事な取引先のアポを忘れていたりといった失敗もよくあります。
最初のうちは「慣れていないから」「新人だから」で済まされていることも、何ヶ月か経つ頃には「もう新人じゃないんだから」「そろそろ出来るようになってもらわないと」という叱責に変わっていきます。
徐々に会社に行くのがしんどい、行こうとすると涙が出る、ご飯が食べられない、眠れないと言った適応障害やうつ状態のような症状が出てくる場合もあり、最悪の場合、短期間で退職してしまうケースもあります。
このような人が全てADHDというわけではありませんが、同期と比べて仕事の覚えが悪い、注意しているのに遅刻がなくならない、ミスが減らない、集中できない、スケジュール管理ができない、仕事の約束をすっぽかしてしまう、仕事の書類を失くす、など当てはまることが多い場合は一度受診を検討して良いかもしれません。
早めに診断がつき適切な環境調整や治療が行われることで生活を立て直し、就労継続できたというケースも数多くあります。